2011.07.05

楽器を始めたキッカケ


正確に言うと「習わされていた」


「女子にモテたくて!」 これはよくあるギタリストの言い分。
「バンドにギターがいたから仕方なく。」 これもよくあるベーシストの言い分。
「ギターもベースも上手く弾けないけど、これなら自分にも出来そう!」 これもちょいちょいある
ドラマーの言い分。では、キーボードは?

そう考えると、昔ピアノやエレクトーンを習い事でやっていたのがほとんどじゃないかな。
例によって自分もその一人で、音大出身の両親の影響で小さい頃からクラシックピアノを習っていた。
いや、正確に言うと「習わされていた」って感じ。それも、今では信じられないくらい極度の嫌々…

将来の夢はサッカーの選手


習い事のピアノに加え、小4になって学校のサッカー部に入ることになる。
当時は翼くん(漫画「キャプテン翼」の主人公)に憧れるサッカー少年だったので、
もちろん将来の夢はサッカーの選手で日本代表入り。
毎日ヘトヘトになって帰ってくるもんだから、そりゃあ大嫌いなピアノの練習なんてできる訳がない。
だけどレッスンの日は週一でやってくるし、出来が悪いとスパルタな母親にこっ酷く怒られる。
そんな訳で家に帰れば、毎日が母親との戦いである。
※ちなみに父親は、一体どっちが反抗期なのかと本気で疑っていたらしい…笑
こうしてサッカー少年のピアノ嫌いには、ますます磨きが掛かっていった。

楽譜なしで自由に演奏する楽しさ


しかし中学に入ると、今度は大好きだったサッカー部が嫌になる。
当時のコーチが元Jリーガーの選手でめちゃくちゃ厳しいし、顧問も昔ながらの熱血教師。
先輩の機嫌は取らなきゃいけないし、僕らの代は人数が少なかったのもあって退部を許してくれなかった。
土日もほとんど休みなしのスケジュールに、体力的にも精神的にもしんどい毎日…
そんな時に気晴らしになったのが、ピアノを弾くことだった。

それも嫌々やらされていたクラシックではなく、TVから流れてくる流行りのJ-Popの曲を。
当時から絶対音感はあったので、聞こえてくるメロディーにコード(和音・ハーモニー)を付けて
自分なりにアレンジして弾いてみる、そんな作業が楽しくてたまらなかった。

そのうち、音楽の授業が始まる前に友達のリクエストに即興で応えたりなんかして、
周りのクラスメイト(特に女子!笑)からチヤホヤされる快感を覚えるようになる。
文化祭では全校生徒の前で、「ネコふんじゃった」のブギウギVer.や、その年に流行っていた曲を
メドレーにアレンジして披露した。(今でも『ホリっ子cafe』でやっているのは、実はここが原点。)

こうして、授業中うるさいお調子者なサッカー少年のイメージは見事に一新され、
人前で演奏する快感と、楽譜なしで自由に演奏すること楽しさに、いつしか夢中になっていた。

2011

2012

Rhapsody in Blue
第二の故郷 オレゴン州
初の"ホリっ子club"開催
卒業~浪人~入学~中退